しまなみから未来へ          

アリとキリギリス編

それはある夏の日の出来事でした

アリはいつものように食べ物さがしに一生懸命はげんでいました。

それをみていたキリギリスは

「ありさん、ありさん。そんなことしてないで私と一緒にあそびましょう。」

 

いまあそんでたら冬たべるものなくて死んでしまうよ・・・

そう思ったけれどアリは口には出しませんでした。

 

秋も深まり木枯らしが吹くある日のこと

冬支度もおわり、おうちに帰る途中のありさんに

おもわぬ災厄がふりかかりました。

 

ありじごくにはまった

 

それをみていたキリギリスは

もう何日も食べてなくて

体力も限界で

もう飛べないのに

立つことさえままならないのに

最後の力を振り絞って

アリを助けだしました。

 

アリはキリギリスに尋ねました

なぜ私を助けてくれたのですか

あの夏の日、私はあなたの誘いを無視しました

寒い冬が近づいて、食べるものがないあなたに

手を差し伸べることもありませんでした

なぜですか

 

するとキリギリスはこう答えました

「あなたのことがとてもいとおしいからです」

「あなたに私の歌を聴いてほしいのです」

「一緒にあそびたいのです」

 

そういってほんの数刻たちました

キリギリスは死んでしまいました

 

アリはとても後悔しました

そして神様に祈りました

神様神様、どうか私の願いを聞いてください

あなたの言うことは何でも聞きますので

どうかキリギリスさんを助けてください

 

するとどこからともなく神様の声が聞こえてきました

神様はこういいました

「自分のために蓄えることはすごく大事なことです」

けれども

「他の者をいつくしむ心は何よりも大切です」

 

やっと気づきましたね

そういうと神様は目の前からいなくなりました

 

一刻後、キリギリスは

まばゆいばかりの光に包まれて

虹色の6枚羽の精霊に生まれ変わりました

そして、目の前にいたアリをせなにのせ

はるか銀河のかなたに飛び去って行きました

 

宇宙歴20xx年

アンドロメダ 極座標 217. 375. 683. 787

新しい星団が発見されました

アリ星雲

このオチはアリか(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

 

ありさんときりぎりすさん

通勤途中にこの曲を聴いていたら思いつきました

聴いてください

しまなみから未来へ  (インターネット上の別サイトに移動します)

 

私はどちらかというとキリギリスさんですね

6月25日、素敵なありさんに出逢えるかな♪

 

M.H