エピソード 5

病気で苦しむ人の役に立ちたい

その想いから「しまなみから未来へ」は発進しました

私の想いが、愛媛の素敵な仲間たちの想いが

未来の君に届きますように...


しまなみから未来へ~モーニングディスカッションの着地点

地方会最後の日、皆様にお約束したラストイベントの最後のスライド。「病気で苦しむ人の役に立ちたい」実はこの言葉が、モーニングディスカッションの着地点になっていたのです。

一つの病気をテーマに他職種による講演、討論を企画したのは、昨年の年末の第2回実行委員会の時でした。「心臓病の検査技術」と題してコメディカルによる討論を行う。しかし翌年1月の実行委員会で、技術者だけでは所詮自己満足で、治療医を交えてこそ本質を見ることができる、医療における自分たちの立ち位置もわかるのではないか。そして、しまなみから未来へ「心臓病の検査と治療」が立ち上がりました。

地方会開始一か月前、指名講演、特別講演の演者も決まり、ほぼ内容も確定したかに思えましたが、総合討論をどうまとめるのかという大きな課題にぶつかりました。「モーニングディスカッションの着地点」落としどころをどこに持っていけばいいのか。今回の総合討論でリーダーとして進行してくれた、私の古くからの友人である保健所の西原君から言われました。

私は苦悩しました。そんなことは何も考えていなかったのです。数日後、通勤途中の車中で、川島あいの「明日への扉」が流れていました。モーニングディスカッションのこと、土居君のこと、放射線技師のこと、自分自身のこと。色々な思いから「ありときりぎりす」ができたのです。

「病気で苦しむ人の役に立ちたい」それはありときりぎりすで神様が言った言葉から生まれました。

「自分のために蓄えることはすごく大事なことです」

けれども

「他の者をいつくしむ心は何よりも大切です」